風水とは何か?
- 2023/03/06
- 13:42
3月6日、本日は二十四節気の「啓蟄」です。虫たちが地面から這い出して来る季節を意味します。
今日から、乙卯月が始まります。
癸卯年と乙卯月が重なり、木の気が大変に強い一ヵ月となります。
木の気は、身体では肝胆にあたり、やる気が起こり、怒気や性慾も高まる時です。ヒステリー、目のピクピク、こめかみの青筋、胸の張りなどは肝気の表れです。イライラしたら、歩いたり走ったり運動をして発散すると良いでしょう。
と同時に、この一ヵ月は、2023年を象徴する月でもあります。
3月6日~4月4日は、おそらく今年一年を象徴する一ヵ月となるかと思われます。
変化の盛んな今日この頃、過去をリセットして、自身が喜びを感じられる方向へ歩を進めましょう。
さて、わたしめはといいますと、
1月末に2年がかりの『命証合診』の原稿書きが終わりました。ただ、このままだと700ページ超えるらしく「それはイカン!」とのことで、不要な部分をバッサリと切り捨て500ページまで分量を減らすことになりました。2章だけで一冊で作れると言われました…(=∀=)まだ『命証合診』の編集や校正作業は残されていますが、8年がかりで5冊の専門書の翻訳・執筆が終わりました。目標達成して本当に満足しました。もういつ死んでもいい!ヽ(≧∀≦)ノ
ヒマになりましたし、これから新しい展開となります。
皆さん、よろしくお願いします!
さて、2023年の運勢と開運法について、まったく話していなかったことに気づきました。
なので、何回かに分けて、書こうと思います。
まずは、基礎概念として、
風水とは何か?
風水とは、古代中国より伝わる環境学のことです。
たとえば、風水の良い土地や家は、そこに住む人、動物、植物はみな元気になります。
だから、風水の良い土地を探して住まいを定める。
大地の気を利用してそこに住む人を幸せにする技術が風水です。
風水の良し悪しを見る際には、山や河川の配置、外形、気の流れ、五行の均衡などを重要視します。
風水の吉凶を判断したならば、足りない要素を補って、全体のバランスを整えます。
また、形煞(けいさつ)=外形の殺気を解き、家に良い気を巡らせます。
このように、風水術を駆使すれば、お金や健康に恵まれて幸運を享受できます。
また、風水には、陰宅(いんたく)と陽宅(ようたく)の区別があります。
陰宅とは亡くなった人の家=つまり墓のこと、陽宅とは生きている人の家です。
風水の良い土地に祖先の遺骨を埋葬すれば、子々孫々栄える、というのが中国の陰宅の考え方です。
中国の政治家も一族を挙げて陰宅風水を行なっています。
詳しくは張玉正 著 『実証!風水開祖・楊救貧の帝王風水』(太玄社)をご覧ください。
風水の看法には、巒頭(らんとう)と理気(りき)の区別があります。
巒頭は、龍脈や山形・水形といった外形の観点から判断する風水の技術、理気は方位からみた風水の技術のことです。
風水は、巒頭派と理気派に分かれますが、今日では両方を見ることが多いようです。
陰陽説と五行説
中国の古代思想に、「陰陽説」と「五行説」があります。
「陰陽説」とは、陰と陽の相対する二つのエネルギーからこの世界ができているとする説。
たとえば、陰陽説の観点から、日なた・日かげ、寒熱の調節をします。
陰と陽
「五行説」は、木・火・土・金・水の五つの気から世界の万物が作られているとする説。
五行の相生・相剋
五行は偏ることなく、周流することが理想です。
風水においても、陰陽説と五行説の法則を応用します。
五行説では、5つの気の相生(そうしょう)=助け合う、相剋(そうこく)=抑制し合うの関係より、五行のバランスを整えることで屋内外の風水を改善します。
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