瀬戸内寂聴さんの命式
- 2021/11/13
- 15:13
11月13日(土)、乙丑日。
昨日、FBに細木数子さんの命式の話をアップしたら、「では、瀬戸内寂聴さんの命式と運命はどんなもの?」と聞かれ、「明日書くよ~!」と安請け合いしてしまいました。
なので、今日は、瀬戸内寂聴さんについて書かせていただきます。
2021年11月9日、心不全で他界されました。99歳でした。
作家と僧侶の顔を持ち、文化勲章をはじめ、多くの受賞されています。
生きた時代が私と異なるし、本も3冊しか読んだことがなく、瀬戸内さんについてあまり知らなかったのですが、略歴などを調べ、最終的には、紫微斗数で生時を絞り込むことができました。やっぱり、紫微斗数は精密だなぁ~。
瀬戸内寂聴さん
1922年5月15日、未刻生まれ(14:00前後) 徳島市生まれ
命式
時 日 月 年
柱 柱 柱 柱
己 癸 乙 壬
未 未 巳 戌
大運
938373 63534333 2313 3
乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸 甲
未 申 酉 戌 亥 子 丑 寅 卯 辰
・普通格局の身弱
・「正官格」(官殺大過)
・金水を喜び、火土を忌む
生まれた日は癸水で、雨水を表しますから、性質は大人しく、敏感、冷静で知的な人です。
(豪快な細木数子さんとはタイプが違います)(*´v`)
格局は「正官格」。
社会的に高い地位を愛します。上下関係をよく守り、それに仕えて自分も高みに登ることを目指します。
命式には、天干に偏官が一つ、地支に偏官が二つと正官が一つ、大変に官殺が強いのが特徴です。
このような命式の人は、結婚の縁は一度では済まず、多くの夫を持ちます。
昔であれば、「官殺大過」と言って、女性なら、「多婚の命」とされました。
現代では、恋愛が自由になり、価値観もずいぶん変わりました。
ただし、これだけ身弱な命式ですから、男性と付き合うと、夫や恋人に尽くし、自分は振り回されて、負担になります。
(細木数子さんはかなりの身強、自己中心でタフ!付き合う男性は皆自分のためになります)(;'∀')
ところが、月干に乙(食神)が出ています。これが、彼女の書く才能であり、仕事になっています。
自分のエネルギーを芸術の才能として吐き出すことで、この強すぎる官殺を剋制できます。「木剋土」ですね。
これは、身弱の命式にとっては、疲れることなんですが、でも「土剋水」を防ぐことができます。
乙は食神にあたりますから、楽しいことを自由にしながら、自分も守れる!という働きになり、案外に良い作用になっています。
「食神制殺」と言って、身弱で自我が弱くても、芸術の才能があれば、本音を洗いざらい表現することで、我が身を守ることができるわけですね。
瀬戸内寂聴さんは、出家前は、子宮作家と批判されたこともあったようです。
生まれつき多くの男性と縁のある運命です。
恋をすることで、古い価値観を打ち破る生き方とも言えます。
そもそも、大正生まれの戦争体験者。戦後とはいえ、あの時代に作家として女性が自立した人生を歩むなど、運が悪いとなかなかできません。
大運の見方は、ここでは大雑把に端折りますが、
〇3歳~32歳までは春の運(寅卯辰)で、食神・傷官の運で、自由奔放さが際立つ時期。
「木剋土」で、やってることが社会的に非難されますが、案外に本人自身の運は悪くないです。
〇33歳~62歳は、冬の運(亥子丑)で、用神運です。幸運期に入りました。
作家デビューが1956年(丙申年)34歳の時ですから、符合しています。
〇63歳~92歳は、秋の運(申酉戌)で、喜神運です。幸運期です。
ただし、63歳~72歳、戊戌の大運は、正官運=忌神運なので、かなりの負担や責任があったと思います。
1963年の女流文学賞受賞以来、30年間受賞は皆無。70歳を契機に、再び多く受賞しはじめます。
1992年 壬申年 谷崎潤一郎賞 70歳
1996年 丙子年 芸術選奨 74歳
2001年 辛巳年 野間文芸賞 79歳
2006年 丙戌年 文化勲章 84歳
2011年 辛卯年 泉鏡花賞 89歳
2010年(庚寅年)脊椎圧迫骨折、2014年(甲午年)胆のうがんで手術をされましたが回復します。
そして、99歳の長寿を全うされました。
36歳で「花芯」を発表しポルノ小説と批判されましたが、晩年は文化勲章を受章するに至り、やはり「正官格」の人生であったと思います。
かなりの身弱の命式で、51歳で出家されたのは、体力気力を温存するためにも、良い選択でした。
ただでさえ、財星も強く、人気作家・僧侶として、忙しく飛び回る生活をしていたわけです。庵を結ぶことで、大難を小難に収めました。
また、「官殺大過の命」なので、多くの不遇な立場に苦しむ人の悩みに慈愛を持って耳を傾けることができたでしょうし、「食神」の作用で、笑い飛ばすこともできたことでしょう。(」*´∇`)」
(女親分のような叱咤激励タイプの細木さんとは異なります)(^∇^)
四柱推命を勉強するなら、『日本で一番わかりやすい四柱推命』をお勧めします。
この本は、四柱推命の吉凶判断の骨子の部分に当たります。
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そして、紫微斗数で、未の刻生まれと、突き止めることができました!
瀬戸内寂聴さんの性格や人生の傾向。成功するか否かなどは紫微斗数の命盤によく現れています。
出家前、瀬戸内晴美さんだった頃の恋愛の数々。
これは紫微斗数では‟結婚の縁”として見るのですが、これらもよく命盤に表れていますね。本当に大恋愛だったのだと思います。
紫微斗数を学ぶには、
『【秘訣】紫微斗数1 命盤を読み解く』

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『紫微斗数2 格局と開運法』

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台湾の張玉正先生から、すばらしい紫微斗数を習うことができて本当に良かったです。(/∀\*)
2014年までは、30年前の紫微斗数しか知らず:(´◦ω◦`):。
感謝いたします!💛
昨日、FBに細木数子さんの命式の話をアップしたら、「では、瀬戸内寂聴さんの命式と運命はどんなもの?」と聞かれ、「明日書くよ~!」と安請け合いしてしまいました。
なので、今日は、瀬戸内寂聴さんについて書かせていただきます。
2021年11月9日、心不全で他界されました。99歳でした。
作家と僧侶の顔を持ち、文化勲章をはじめ、多くの受賞されています。
生きた時代が私と異なるし、本も3冊しか読んだことがなく、瀬戸内さんについてあまり知らなかったのですが、略歴などを調べ、最終的には、紫微斗数で生時を絞り込むことができました。やっぱり、紫微斗数は精密だなぁ~。
瀬戸内寂聴さん
1922年5月15日、未刻生まれ(14:00前後) 徳島市生まれ
命式
時 日 月 年
柱 柱 柱 柱
己 癸 乙 壬
未 未 巳 戌
大運
938373 63534333 2313 3
乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸 甲
未 申 酉 戌 亥 子 丑 寅 卯 辰
・普通格局の身弱
・「正官格」(官殺大過)
・金水を喜び、火土を忌む
生まれた日は癸水で、雨水を表しますから、性質は大人しく、敏感、冷静で知的な人です。
(豪快な細木数子さんとはタイプが違います)(*´v`)
格局は「正官格」。
社会的に高い地位を愛します。上下関係をよく守り、それに仕えて自分も高みに登ることを目指します。
命式には、天干に偏官が一つ、地支に偏官が二つと正官が一つ、大変に官殺が強いのが特徴です。
このような命式の人は、結婚の縁は一度では済まず、多くの夫を持ちます。
昔であれば、「官殺大過」と言って、女性なら、「多婚の命」とされました。
現代では、恋愛が自由になり、価値観もずいぶん変わりました。
ただし、これだけ身弱な命式ですから、男性と付き合うと、夫や恋人に尽くし、自分は振り回されて、負担になります。
(細木数子さんはかなりの身強、自己中心でタフ!付き合う男性は皆自分のためになります)(;'∀')
ところが、月干に乙(食神)が出ています。これが、彼女の書く才能であり、仕事になっています。
自分のエネルギーを芸術の才能として吐き出すことで、この強すぎる官殺を剋制できます。「木剋土」ですね。
これは、身弱の命式にとっては、疲れることなんですが、でも「土剋水」を防ぐことができます。
乙は食神にあたりますから、楽しいことを自由にしながら、自分も守れる!という働きになり、案外に良い作用になっています。
「食神制殺」と言って、身弱で自我が弱くても、芸術の才能があれば、本音を洗いざらい表現することで、我が身を守ることができるわけですね。
瀬戸内寂聴さんは、出家前は、子宮作家と批判されたこともあったようです。
生まれつき多くの男性と縁のある運命です。
恋をすることで、古い価値観を打ち破る生き方とも言えます。
そもそも、大正生まれの戦争体験者。戦後とはいえ、あの時代に作家として女性が自立した人生を歩むなど、運が悪いとなかなかできません。
大運の見方は、ここでは大雑把に端折りますが、
〇3歳~32歳までは春の運(寅卯辰)で、食神・傷官の運で、自由奔放さが際立つ時期。
「木剋土」で、やってることが社会的に非難されますが、案外に本人自身の運は悪くないです。
〇33歳~62歳は、冬の運(亥子丑)で、用神運です。幸運期に入りました。
作家デビューが1956年(丙申年)34歳の時ですから、符合しています。
〇63歳~92歳は、秋の運(申酉戌)で、喜神運です。幸運期です。
ただし、63歳~72歳、戊戌の大運は、正官運=忌神運なので、かなりの負担や責任があったと思います。
1963年の女流文学賞受賞以来、30年間受賞は皆無。70歳を契機に、再び多く受賞しはじめます。
1992年 壬申年 谷崎潤一郎賞 70歳
1996年 丙子年 芸術選奨 74歳
2001年 辛巳年 野間文芸賞 79歳
2006年 丙戌年 文化勲章 84歳
2011年 辛卯年 泉鏡花賞 89歳
2010年(庚寅年)脊椎圧迫骨折、2014年(甲午年)胆のうがんで手術をされましたが回復します。
そして、99歳の長寿を全うされました。
36歳で「花芯」を発表しポルノ小説と批判されましたが、晩年は文化勲章を受章するに至り、やはり「正官格」の人生であったと思います。
かなりの身弱の命式で、51歳で出家されたのは、体力気力を温存するためにも、良い選択でした。
ただでさえ、財星も強く、人気作家・僧侶として、忙しく飛び回る生活をしていたわけです。庵を結ぶことで、大難を小難に収めました。
また、「官殺大過の命」なので、多くの不遇な立場に苦しむ人の悩みに慈愛を持って耳を傾けることができたでしょうし、「食神」の作用で、笑い飛ばすこともできたことでしょう。(」*´∇`)」
(女親分のような叱咤激励タイプの細木さんとは異なります)(^∇^)
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この本は、四柱推命の吉凶判断の骨子の部分に当たります。
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そして、紫微斗数で、未の刻生まれと、突き止めることができました!
瀬戸内寂聴さんの性格や人生の傾向。成功するか否かなどは紫微斗数の命盤によく現れています。
出家前、瀬戸内晴美さんだった頃の恋愛の数々。
これは紫微斗数では‟結婚の縁”として見るのですが、これらもよく命盤に表れていますね。本当に大恋愛だったのだと思います。
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感謝いたします!💛
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