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「生誕150年 横山大観展」に行ってまいりました!

今日は、5月25日、丁巳月丁巳日、月日が全て火気の珍しい日です。
東京の天気は良く、風がやや吹いています。
気持ちの良い日ですね~♪。


さて、東京国立近代美術館で開催中の「生誕150年横山大観展」に、行ってまいりました!

入場者の平均年齢が、ものすごく高くて、たぶん65歳以上という感じ。
杖を突いたり、車いすの方もいて、かなり混んでました。
「生々流転」の長い巻き物の絵のところでは、30分待ちの大行列。

御多分に漏れず、横山大観先生の絵は好きです!

はっきり言います!大好きです!

あの「富士山」の絵や、「夜桜」の絵を見て、心が空(くう)に解き放たれない者はおりません。



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なんと!生涯、4000点もの富士山の絵を描いた、大観先生。

富士山が日本人に大人気だったから、商業主義に走ったのでは?という意見もありますが、
大観先生は、戦時中に、絵の売り上げを軍に献金しています。
国粋主義者だったのです。

大観先生は、日本の絵画を復興するために、頑張りました。

17歳の時に、西洋のデッサンの手法を学んでいます。
そして、日本画を書き始めるのですが、初期の絵はどれも基礎力がありすぎです。💦

やがて、従来の大和絵とも異なる、そして西洋画とも違う手法、「輪郭線が無い画法」で描くことに挑戦されました。
「朦朧派」と呼ばれ、当時は酷評されたそうです。



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でも、旧来の画法を外しても、なお魅力のある絵は、不思議ですね。

「絵は何処まで心で描かねばならぬ」、とか、「画は人なり」と語って、名言の多い大観先生なのですが、

実際には、冒険心と遊び心を持ち合わせた方だったそうですね。

それと、生涯、お酒をこよなく愛しました。

顔つきは、思いっきり西洋風、鼻がとても高いです。
「テルマ・ロマエ」主演の俳優 阿部寛さんも驚き!の顔の彫りの深さです。
ちょっと、Queenのフレディ・マーキュリーに似てる・・・

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有名な「夜桜」を、今回始めて見ることができました。

イタリアのローマ美術展(1930年)に出品した大きな絵で、とても美しく煌びやかです!

ド派手な日本画をローマで展示して、「西洋の絵には負けないぞ!」という意気込みが感じられます。


↓こちら

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5月27日までなので、会期はあと二日を残すのみ。

まだ見ていない方は、この土日に竹橋駅まで、駆けつけましょう!

その後、展覧会は京都に移動するそうです。
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プロフィール

Sofia・Shusei・Lin

Author:Sofia・Shusei・Lin
林 秀靜(りん しゅうせい)
命理学研究家。
鮑黎明先生に八字・紫微斗数・卜卦・風水・相法を学ぶ。その後、玉川学園漢方岡田医院で、先天体質と病気について研究する。2013年より、3年間台湾に留学。張玉正先生に、風水と紫微斗数を学ぶ。帰国後は専門書の翻訳と執筆をする。

主な著書:『日本で一番わかりやすい四柱推命の本』(PHP研究所)。
共著:『【秘訣】紫微斗数1命盤を読み解く』『【秘訣】紫微斗数2格局と開運法』(太玄社)。
翻訳書:張玉正 著『実証!風水開祖・楊救貧の帝王風水』『【実証】中国歴代帝王・王妃の帝陵風水』(太玄社)。
ベストセラー多数。著作70冊以上、累計発行部数300万部。

仕事の依頼・お問合せ等は、林秀靜のwebサイトまでお願いします。

https://www.lin-sunlight-fengshui.com/

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