東方美人茶を求めて~峨眉へ
- 2016/04/11
- 00:09
4月9日、辛酉日。農暦三月初三。
この日、私は幻の名茶、東方美人茶を探しに、台湾の峨眉郷へと向かいました。
バスは緑深い山の中を延々と走って行きます。

東方美人茶は、台湾のこの地域でしか採れません。
産量はごく僅かで、幻の名茶と言っても良いでしょう。

獅頭山でバスを降りると、よい香りが辺り一帯に漂い、桂花(キンモクセイ)が咲いていました。日本では9月に咲くこの花は、台湾では4月が開花期だそうです。
山には何本もの遊歩道があり、土曜日だったのでハイキングの人達が来ていました。

私も山を歩き、花や緑を眺め、渓流のせせらぎの音を聞きながら歩き、清らかな空気に浸りました。

さて、私が訪ねた茶園は、獅頭山茶業という、生産から製造、販売まで手がける茶農家さんです。
農薬を使わず、手摘みで、丁寧によいお茶を作っています。

この茶園のお母さんは、お茶作り51年の大ベテランです。お父さんと息子さんで営なまれています。

お店には、お茶の品評会で受賞した額やトロフィーが沢山飾られています。
真ん中がお母さん。向かって右が息子さんの田さん。5年前に勤めを辞めて、家業を継いで茶師の道に入ったそうです。

早速、お茶を飲ませていただきました。
普通の等級の東方美人茶をいただきましたが、お口に広がる甘い芳香に、「あ~、来てよかった~🎵」と感動!

こちらは等級の高い茶葉。葉がとても美しいです。
このように、白い毛のような茶葉が混じることから、白毫烏龍茶とも言います。

さてさて、東方美人茶とは、どのようにして、できているのでしょうか?
稲の害虫ウンカが茶葉につき、葉を食べて、虫が噛んだ所が虫の唾液で発酵します。
それを、丁寧に摘み、発酵させて出来上がったお茶なんです。
素晴らしい芳香がして、甘酸っぱいまろやかな味わいが特徴です。

昔、こうして偶然に出来た茶葉を、ヨーロッパに輸出したところ、その紅茶に似た華やかな香りと烏龍茶の高発酵の濃い味が、オリエンタルビューティーとして、大人気を博したそうです。そして生産が始まりました。
下の写真は、品評会で受賞のお茶の箱。年末までに売り切れてしまうそうです。今度は受賞茶を買いに来ようっと。

でも、よい等級のお茶が手に入ったので嬉しかったです。
田さんは、東方美人の茶葉で紅茶も作っています。ピュアな味わいでメチャクチャ気が上がります。(^o^)
私が、今も大切に飲んでいる東方美人茶は9年前の茶葉ですが、ぜんぜん味が落ちないんです。質問してみると、発酵度の高い烏龍茶は時間が経つほどに美味しくなるんですって。知らなかったー。大事に飲んでいて良かった!

優しく香り高い東方美人茶で、身も心も温かく、また清められて、この山間の茶園をあとにしました。
とても親切で、真面目にお茶を作っているところに巡り会って、本当に良かった。
美しく可憐に咲く山の花々も祝福してくれているかのような1日でした。
この日、私は幻の名茶、東方美人茶を探しに、台湾の峨眉郷へと向かいました。
バスは緑深い山の中を延々と走って行きます。

東方美人茶は、台湾のこの地域でしか採れません。
産量はごく僅かで、幻の名茶と言っても良いでしょう。

獅頭山でバスを降りると、よい香りが辺り一帯に漂い、桂花(キンモクセイ)が咲いていました。日本では9月に咲くこの花は、台湾では4月が開花期だそうです。
山には何本もの遊歩道があり、土曜日だったのでハイキングの人達が来ていました。

私も山を歩き、花や緑を眺め、渓流のせせらぎの音を聞きながら歩き、清らかな空気に浸りました。

さて、私が訪ねた茶園は、獅頭山茶業という、生産から製造、販売まで手がける茶農家さんです。
農薬を使わず、手摘みで、丁寧によいお茶を作っています。

この茶園のお母さんは、お茶作り51年の大ベテランです。お父さんと息子さんで営なまれています。

お店には、お茶の品評会で受賞した額やトロフィーが沢山飾られています。
真ん中がお母さん。向かって右が息子さんの田さん。5年前に勤めを辞めて、家業を継いで茶師の道に入ったそうです。

早速、お茶を飲ませていただきました。
普通の等級の東方美人茶をいただきましたが、お口に広がる甘い芳香に、「あ~、来てよかった~🎵」と感動!

こちらは等級の高い茶葉。葉がとても美しいです。
このように、白い毛のような茶葉が混じることから、白毫烏龍茶とも言います。

さてさて、東方美人茶とは、どのようにして、できているのでしょうか?
稲の害虫ウンカが茶葉につき、葉を食べて、虫が噛んだ所が虫の唾液で発酵します。
それを、丁寧に摘み、発酵させて出来上がったお茶なんです。
素晴らしい芳香がして、甘酸っぱいまろやかな味わいが特徴です。

昔、こうして偶然に出来た茶葉を、ヨーロッパに輸出したところ、その紅茶に似た華やかな香りと烏龍茶の高発酵の濃い味が、オリエンタルビューティーとして、大人気を博したそうです。そして生産が始まりました。
下の写真は、品評会で受賞のお茶の箱。年末までに売り切れてしまうそうです。今度は受賞茶を買いに来ようっと。

でも、よい等級のお茶が手に入ったので嬉しかったです。
田さんは、東方美人の茶葉で紅茶も作っています。ピュアな味わいでメチャクチャ気が上がります。(^o^)
私が、今も大切に飲んでいる東方美人茶は9年前の茶葉ですが、ぜんぜん味が落ちないんです。質問してみると、発酵度の高い烏龍茶は時間が経つほどに美味しくなるんですって。知らなかったー。大事に飲んでいて良かった!

優しく香り高い東方美人茶で、身も心も温かく、また清められて、この山間の茶園をあとにしました。
とても親切で、真面目にお茶を作っているところに巡り会って、本当に良かった。
美しく可憐に咲く山の花々も祝福してくれているかのような1日でした。
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