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冬至にちなんで

 今日は12月22日(月)。丙子月丁卯日。農暦11/1。そして、二十四節気の「冬至」。
 「冬至」は一年の中で、最も太陽の位置が低くなり、陰が極まる日です。

 そして、明日からは徐々に太陽は高くなり、陽の気が回復してきます。「一陽來福」。それゆえ、中国の歴史上には「冬至」を一年の始まりとしていた時代もあります。太陽高度においては、「冬至」はもっとも陰気が重い日であるといえます。
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さて、昨日まで、台南へ小旅行をしていた私は、冬至の前後に台南で行われる特別なイベントに出くわしました。

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昨日の朝、5時くらいに、パンパンパンと爆竹の音が聞こえ、6時半には大きなラッパとシンバルの音と中華な音楽が聞こえてきて、賑やかな音楽で寝ていられなくなり、すっかり起こされてしまいました。すぐそばにある廟での儀式のようです。
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そして、朝には、泊まった民宿の向いの通りで、冬至の前日に食べる、「菜包」という、特別な野菜のおまんじゅう(包子)が売られていました。

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バナナの葉に包まれています。米の粉で皮が作られていて、おまんじゅうというよりは餅ですね。中には、野菜や豚肉を煮た甘めのあんが入っています。作りたてで、ホカホカしていてとても美味しいです。台南地方の味は、全体に甘いのが特徴です。

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午後になると、今度は、冬至の夜に食べる湯圓(タンユェン)の準備です。午後に民宿に戻ると、菜包と同じ場所で、手作りの紅白のお団子が量り売りされていました。これを温かい湯に入れたものを食べることで、新しい年を迎えることができるのです。

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 以前、私が漢方クリニックの岡田医院で、生年月日時と健康について9年間、研究をしていました。
その時、先天体質における「寒・熱」を決定する要素について調べていました。そして、太陽高度の高低よりも、外気温の高低が、先天体質に大きな影響を与えていることを発見しました。

 たとえば、冬生れの人であれば、出生時の太陽が最も低い時期に生まれた人よりも、外気温が最も低い時期に生まれた人に、先天体質の「寒証」が多かったのです。
つまり、冬至以降は太陽高度は徐々に高くなってくるものの、実際には、1月(丑月)は気温がさらに低くなり、外気温がようやく上昇してくる2月になって、陽の気が増してくるのだということが分かりますね。

 かつて、中国では、「冬至」を、正月として、一年の始まりとしていた時代がありました。冬至の日に、家族円満を表わす円くて、紅白のおめでたい湯圓を食べて、また年を一歳取る、という風習は、その時代のなごりだと言えるでしょう。

 天の気(太陽の光の影響力)だけを考慮するのではなく、地の気(地上の温度の影響力)を加えて、考えることにより、地球上に生まれ地上に暮らす人間の運命や健康を看るのに、さらに現実に即したものになるのではないでしょうか。

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プロフィール

Sofia・Lin

Author:Sofia・Lin
林 秀靜(りん しゅうせい)
命理学研究家。
1990~1998年、鮑黎明先生に師事し、八字・紫微斗数・卜卦・風水・相法を学ぶ。
1999~2008年、玉川学園漢方岡田医院で、先天体質と病気について研究する。
2013~2016年、台湾に3年間留学。張玉正先生に師事し、風水と紫微斗数を学ぶ。
帰国後は執筆、専門書の翻訳を手がける。
著書は『日本で一番わかりやすい四柱推命の本』(PHP研究所)、『【秘訣】紫微斗数1命盤を読み解く』『【秘訣】紫微斗数2格局と開運法』(太玄社)など70冊以上。累計発行部数は300万部。
翻訳書に『実証!風水開祖・楊救貧の帝王風水』『【実証】中国歴代帝王・王妃の帝陵風水』(太玄社)がある。
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