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清明

今日は、4月3日。丙子日。

明日は、二十四節気の「清明」です。

中華圏では、清明節は、掃墓の時。先祖に感謝してお墓の掃除をして、墓参りをする日です。

中国緑茶を摘む季節でもあります。

月は庚辰月に変わります。庚は斧を意味し、一刀両断に変化がなされる時です。
庚子年庚辰月。

自分に素直になる時です。

誰に意見を求めるのでもなく、かけがえのないあなた自身になりましょう。

自分らしく、楽しい気持ちを大切に、幸せな時を満喫しましょう。







唐代の詩人、杜牧の「清明」という詩をご紹介します。



「清明」

淸明時節雨紛紛

路上行人欲斷魂

借問酒家何處有

牧童遙指杏花村



和訳:
清明の時節 雨紛々

路上の行人 魂を断たんと欲す

借問す酒家は何処に有る

牧童遥かに指す杏花村


解釈:
清明の季節であるのに、雨は降りしきっている。
雨やどりをしていた一人の旅人は、酒でものんで滅入る心を晴らそうと思い、通り合わせた牛飼いの少年に、近くに酒屋はないかと尋ねると、はるかかなた、杏の花さく村を指さして教えるのであった。


杜牧(とぼく):晩唐の詩人。
803年~852年。字は牧之。京兆萬年(陝西省西安)の人。進士になった後、中書舍人となる。
杜甫を「老杜」と呼び、杜牧を「小杜」ともいう。李商隠と共に味わい深い詩風で、歴史や風雅を詠ったことで有名。


清明の時節に、冷たい雨が紛紛と降って身を濡らすと、魂を断ちそうな気持になる。
けれども、温かい酒を飲もうと気を取り直し、通りがかりの牛飼いの少年に話しかけると、
彼方を指さして、杏の花が咲く村にあると言った。

きっと、杏の花が満開で、温かい酒があると思っただけで、大変に幸福な気持ちになったことであろう。

今の私達も冷たい雨が降り続き、世界中で感染に倒れる人たちがいる。
心は緊張と不安で折れそうになり、救いなどどこにも無い気分になる。

でも、杏の花が咲く村がある、そこには温かい酒もあって、憩えることが分かった。

今、心の幸福を保っていれば、やがて雨も止み、春の温かい陽が射して、必ず杏の花咲く村にたどり着けるはずである。

そんなことを思いました。







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プロフィール

shusei lin

Author:shusei lin
林 秀靜(りん しゅうせい)
命理学研究家。
1990~1998年、台湾の老師から風水・中国相法・八字・紫微斗数・卜卦を学ぶ。
1999~2008年、玉川学園漢方岡田医院で命証合診を通し先天体質と病気について研究する。
2013~2016年、台湾に留学。張玉正先生に師事し風水と紫微斗数を学ぶ。
2016年、日本に帰国後、張玉正先生の専門書等の翻訳をする。
現在は、執筆・TV・ラジオ・雑誌などで活躍。
著書に『日本で一番わかりやすい四柱推命の本』(PHP研究所)など70冊以上。
翻訳書に『実証!風水開祖・楊救貧の帝王風水』、『【実証】中国歴代帝王・王妃の帝陵風水』がある。出版発行部数は累計300万部。
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